2016.11.02
南フランスのワイナリーを訪問しました②
フランスのワイナリー「ドメーヌ・マゼラン」訪問の様子をご紹介します。
今回訪問させて頂いた際は、ちょうどブドウの収穫の最中でした。
栽培しているブドウの樹の大部分は古樹。
樹齢40年を超えたものを中心に栽培しています。
樹齢が高い樹の葡萄は実らせる房が少ない分、
一粒一粒に成分が凝縮し、濃密な旨味、果実味、
アロマがたっぷりです。
ブドウは、実を傷つけない様に一房ずつ手で収穫をします。
畑を毎日巡り、生育状況を確認しブドウの味が
ベストの状態の日に収穫を行います。
本年のブドウの出来映えは、粒はやや小さめですが
果実味の凝縮感のある味わいでした。
葡萄栽培はあくまで自然に!
マゼランでは、ノンケミカル(除草剤・化学肥料の不使用)が当たり前。
のびのび育った葡萄からは
自ずから凝縮したエキスとバランスが得られます。
丁寧に手摘みされたブドウは、すぐにワイナリーへ持ち込まれ果汁を絞り、
ワインへの発酵工程へと進みます。
ラフォン氏の良いワインを造る上で大切にしていることは
「良い葡萄を作ったら、あとは搾るだけ。
そのままタンクに入れて余計な手は一切加えない。
葡萄本来の味わいを素直にワインに出す事」
収穫期のワイナリーでしか味わえない
絞りたてのブドウ果汁を試飲しましたが、
ブドウの甘味の凝縮感やフルーティーさが本年は
例年よりしっかり感じられる仕上がりとのことでした。
今回伺った際に収穫したブドウで造られたワインが日本へ届くのは、3年後。
仕上がりが今からとても楽しみです。